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上野竜生です。今回は数学を活かした資格とその参考書を紹介します。

数学検定

数学の資格と言われて真っ先に思い浮かぶのがコレですね。1級は大学数学レベルでかなり難易度が高いです(というより問題の運です)。合格ラインが1次は70%,2次は60%必要で,1次は計算問題・結果のみ60分で7問出題なので単純に2問しか落とせません。中には正解率1%級の問題が入ってたりするとそれだけであと1問しか落とせなくなるので合格率は下がりますし,簡単な問題のセットだと合格率は上がります。こればかりは何回もうけて運のいい回で合格するしかないといってもいいでしょう。

準1級は高3レベル(数IIIまで/理系高校生向け)・2級は高2レベル(数II・Bまで/文系高校生向け)でこちらは問題なく解けると思います。

レベル 合格率
1級 大学 5~13%(問題のセットによって大きく変動)
準1級 高3(数III) 15~25%
2級 高2(数II・B) 30%
■数学検定1級(大学レベル)
■準1級(高3)
■2級(高2)
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ビジネス数学検定

数学なんてなんの役に立つの・・・?と思ってる人向けの実用的な数学の問題です。3級は小学生レベルの問題などもあってさすがに簡単すぎると思います。1級でもすごく難しいというような難易度ではなく実用的に取得できるレベルです。ぜひ1級を目指しましょう。1級は表計算ソフトも使用して解くので手計算ではできない計算量をコンピュータに解かせる力が必要となり,かなり実用的です。1級でも合格率は30%程度で,数学検定に換算すると2級レベルの合格率です。しかし1級には参考書というのがありません。2級は合格率60%程度ありますが実用数学を学べるのでまずはこの辺りを取得すると大人になった時のアピールに使えるかと思います。

■1級
参考書は見つかりませんでした
■2級(数学苦手な人向け)

統計検定

数学の中でも統計に絞った試験です。これからの社会で必要な数学とは大量のデータを分析する力,つまり統計の力です。これを取っておくと社会のデータを見たときの感覚が変わってくると思います。1級は難しく2級ぐらいがちょうどいいレベルです。

難易度 合格率
1級 大学3~4年レベル。応用 15~20%
2級 大学基礎科目の統計レベル(大学1~2年レベル) 40%
3級 高校のデータの分析レベル 65%
■1級(挑戦したい人)
■2級(標準)
■3級(基礎。苦手な人向け)
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基本情報技術者試験・応用情報技術者試験

私が受験したころはこの試験の数学といえば場合の数や確率に関することがほとんどで小学生でもできるような計算がほとんどでしたが最近方針が変わり数IIIレベルの内容が問われるようになってきています。情報の分野にも数学を重視している傾向があり,数学に強い人が活かせる試験だと思います。とはいってもメインはやはり情報です。コンピュータ関連の問題が圧倒的に多く,数学だけ満点でも合格はできませんので注意が必要です。

合格率は基本情報が28%程度,応用情報が21%程度です。

■基本情報技術者試験
■応用情報技術者試験

アクチュアリー(保険数学)

数学の中でもかなり難しい試験が保険数学(アクチュアリー)です。保険数学は7科目受験する必要があり,そのうちの1つに「数学」があります。それ以外の科目もほとんど数学を使います。数学科にいくような数学に自信のある人はこれを目指すといいでしょう。難易度はめちゃくちゃ高いです。

■「数学」に特化した参考書
■他の科目のことも考慮した参考書

まとめ

数学の試験と言えば数学検定しか思い浮かばない人も多いですが最近は統計やビジネス数学など,実用的なことが求められています。電卓や表計算ソフトを用いて数学的問題を解決するというのが大人になって必要になるのでこういう内容をテスト形式で学べるのはすごくいいことですね。単純な微分積分ができるよりもお金に関する用語などを使って問題が作られたりしているので数学しか学ばなかった人には用語の理解も必要になりますが,むしろそれが実用的だと思うのでこの機会に覚えて資格を取ってしまいましょう!

解説を読んで数学がわかった「つもり」になりましたか?数学は読んでいるうちはわかったつもりになりますが演習をこなさないと実力になりません。そのためには問題集で問題を解く練習も必要です。オススメの参考書を厳選しました

<高校数学> <大学数学> さらにオススメの塾、特にオンラインの塾についてまとめてみました。自分一人だけでは自信のない人はこちらも参考にすると成績が上がります。