上野竜生です。点と直線の距離の公式は微妙に間違えやすく、差がつきやすいです。応用もできるので苦手な人は見ておきましょう。
点と直線の距離の公式
\( \displaystyle \frac{|aX+bY+c|}{\sqrt{a^2+b^2}}\)
直線の式は3x+y-4=0と書けるので点と直線の距離の公式より
\( \displaystyle \frac{|3\cdot 4 + 1 \cdot 2 -4|}{\sqrt{3^2+1^2}}=\frac{10}{\sqrt{10}}=\sqrt{10}\)
直線と平行な直線の距離
これが露骨に聞かれることはないでしょうが、知っておけばほかの問題を解くときに助けになることがあります。
答え
y=4x+2上の点(0,2)をとる。これと直線4x-y+3=0の距離を求めればよい。
\( \displaystyle \frac{|-2+3|}{\sqrt{4^2+1^2}}=\frac{1}{\sqrt{17}} \)
円に接する条件
円の接線の問題ですが、つまり、点(3,5)と直線の距離が2になるので
\( \displaystyle \frac{|3a+5a+10-4|}{\sqrt{a^2+(a+2)^2}}=2\) (★)
これを解けばよい。両辺2乗すると
\( \displaystyle \frac{64a^2+96a+36}{2a^2+4a+4}=4\)
分母を払って\( 64a^2+96a+36=8a^2+16a+16 \)
あとはこれを解けばよい。両辺を4で割ると
\(16a^2+24a+9=2a^2+4a+4 \\ 14a^2+20a+5=0 \)
\( \displaystyle a=\frac{-10\pm \sqrt{30}}{14}\)
これ以外にも応用例はあります。距離に関することが出てきたらこの公式の利用を疑ってみるといいでしょう。
解説を読んで数学がわかった「つもり」になりましたか?数学は読んでいるうちはわかったつもりになりますが演習をこなさないと実力になりません。そのためには問題集で問題を解く練習も必要です。オススメの参考書を厳選しました
<高校数学>上野竜生です。数学のオススメ参考書などをよく聞かれますのでここにまとめておきます。基本的にはたくさん買うよりも…
上野竜生です。大学数学の参考書をまとめてみました。フーリエ解析以外は自分が使ったことある本から選びました。 大…
上野竜生です。当サイトでも少し前まで各ページで学習サイトをオススメしていましたが他にもオススメできるサイトはた…